どのような職場でも、人間関係の悩みはつきものですが、それは介護業界においても同じで、職場を辞める理由としてよく挙げられる問題です。
そこでよくあるのが、同じ職場の仲間や先輩との人間関係であり、中には利用者との人間関係に悩んでいる人もいます。
職員同士の人間関係では、先輩の指導が厳しい、あるいはきちんと教えてくれないなどの悩みが多く、さらに、同期の職員や後輩でも性格的に合わない、主義の違いなどが悩みの理由となっています。
一方、気性が荒かったり、暴言を吐いたりする利用者との関わりで苦悩する人もいます。我慢をしながら働いている職員の人もいますが、体調を崩してしまう程辛い悩みであれば、解決策を探した方が良いでしょう。
「人間関係」と言うだけあり、相手は人ですので、解決策としてはまず相手の気持ちや人柄、価値観、趣味などを知ることが挙げられます。厳しさは仕事を覚えて欲しいという気持ちの裏返しであったり、何らかの事情できつく当たる状況であったりするかもしれません。
ただそんな中で、常に挨拶や笑顔を心掛け、相手の事を知る努力をしても改善しない場合は、施設長や主任に相談をした方がいいでしょう。チームの編成や利用者の変更などをしてくれる場合もあります。
もし、そこで相談しても公平な判断やアドバイスがもらえない場合は、思い切って転職を考えるのも手です。
なお、転職活動時の面接の際には、退職理由として人間関係の悩みがあったことを伝えるのはやめておきましょう。場合によってはマイナスなイメージを与えてしまいます。できるだけ、前向きでプラスになる言い方に変えて伝えることが大事です。